「イシクニズム」 Vol.24
パリオリンピック
先月無事パリオリンピックが閉幕しました。日本も金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個と堂々たる成績で大いに盛り上がりを見せました。期待通りの結果が出た競技、あまり騒がれなかったのにメダルを獲得した競技、残念な結果に終わった競技等様々ありました。
今回のパリオリンピックですが、4年に一度の割には早いなぁと感じていました。そうなのです。4年ぶりではなく3年ぶりのオリンピックだったのです。東京オリンピックが一年順延になり2021年に開催されたので3年ぶりだったのです。
2020東京オリンピックはとても楽しみにしていました。前回の1964東京オリンピックは私の生まれる前でしたので、2020東京オリンピックは初めての自国開催のオリンピックでした。早々にチケットを申し込んで、1次販売、2次販売、最終販売とネットと睨めっこしながら申し込んでいったら5競技チケットをゲットすることが出来ました。あんなに頑張ったのにメジャーなスポーツは殆ど当たりませんでした。5競技は埼玉スタジアムで行われる女子サッカー、お台場で行われるビーチバレー、新国立競技場で行われる陸上競技、横浜スタジアムで行われる野球、国技館で行われるボクシングでした。野球もサッカーも日本戦ではありませんでした。
【当時購入した東京2020夏季オリンピックのチケット】
残念ながらコロナによって一年延期となり、翌年も無観客開催となりました。チケットは全て返金となりましたが、とても残念でした。私以上に大会関係者の落胆は大きかったと思います。パリの盛り上がりを見ていると、3・4年前のがっかり感が沸々と湧いてきます。日本はついていなかったなと。
さて、パリオリンピックですが、開会式や各会場をみていると前例にとらわれないフランス人気質が見て取れました。演出内容についても様々な意見が出る可能性があってもやり切ってしまうというパワーを感じました。様々な意見があるとは思いますが、セーヌ川での開会式や気球の聖火台など素晴らしい発想だったと思います。
コンコルド広場やエッフェル塔、ベルサイユ宮殿などに会場を作ってしまう所も見事だと思います。日本で置き換えると、隅田川で開会式を行って、皇居や靖国神社、明治神宮、渋谷のスクランブル交差点、東京タワーに競技会場を作ってしまったようなものではないでしょうか。
by Kunihisa Ishida