「イシクニズム」 Vol.43

「イシクニズム」 Vol.43


トヨタ産業技術記念館


名古屋にあるトヨタ産業技術記念館を訪れる機会を頂いた。
車がずらっと並んでいてトヨタの車種の歴史が見られるものと思って伺ってみた。

想像は覆された。
単なる自動車の博物館ではなく、日本の産業そのものの歴史を学べる施設であると感じた。
車の歴史というより「ものづくり」の歴史が展示され、「ものづくり」の奥深さを体感できる場所だと感じた。

館内は大きく「繊維機械館」と「自動車館」に分かれていて、トヨタがもともと織機メーカーとして始まったことを改めて思い起こさせられた。

赤レンガの建物がそのまま使われていて、当時の工場の雰囲気を感じながら見学出来る所が楽しかった。
展示されている機械が今でも動くので、色々な実演を見学することが出来た。
糸が紡がれ布が織られていく様子や糸と糸を一瞬でつなぎ合わせる機械などは非常に興味深かった。

進化していく技術を間近で見られ、技術の進化を視覚的に追える展示になっているので、「ものづくり」の変化の過程を興味深く見学することできた

自動車館では、車がどのように作られるのかを工程ごとに展示しており、鋳造・加工・組立までの流れが非常に分かり易かった。
普段何気なく乗っている車が、多くの技術と工夫の積み重ねで完成していることを実感することが出来た。

実物サイズの展示や動態展示も多く、見るだけでなく「理解できる展示」となっている点が魅力的であった。

何故、トヨタはこんなにも凄い「ものづくり」会社になったのか。
過去の技術を展示するだけでなく、なぜ技術革新が生まれたのかを伝えており、「研究と創造の精神」という日本の製造業の強さの背景を感じることが出来た。

時計ベルトの「ものづくり」をしている当社としても、色々考えさせられ、色々吸収させて頂ける記念館であった。
是非また訪れようと思い記念館を後にした。