
コピー品時計取り扱い 石國商店の誓い
時計修理事業部長 吉田です。
近年では精巧にできたスーパーコピー品が出回り判断が非常に難しく、お預かりした後でもコピー商品と判明、または判断した場合は修理をお断りさせていただいております。
2018年7月1日に「石國商店 コピー品時計取り扱い方針」を策定しているのでご紹介いたします。
【本書は特許権・実用新案権・意匠権・商標権を侵害する物品について「コピー品時計」と定めます】
当店は上記の「コピー品時計」の取り扱いは致しません。コピー品時計の販売、分解掃除、部分修理、電池交換、時計ベルトの交換・修理は下記の理由から承り致しません。
個人使用を目的としている場合であっても商取引の健全な発展とマーケットの維持、企業ブランドへの信頼を低下させる行為となるため。
品質面でもコピー品時計の多くは使われている素材に安全性や耐久性など不明な点も多く、分解掃除のメンテナンスを考慮されていないため、修理しても別の部品が壊れる可能性が非常に高いため。
組織犯罪に資金を提供し、闇労働や児童労働をサポートする可能性があるため。
コピー品時計の修理等の行為が、商標権侵害を助長する行為となり、刑罰の対象になる場合があるため。
以上
コピー品時計である偽造品は犯罪です。その売り上げは犯罪組織に資金を提供しています。
ネット上でコピー品時計の宣伝は多く見られ、購入意欲をかき立てられる方もいるでしょうが、それは恥ずべき行為だと私は強く思いますし、購入者として刑事制裁のリスクに自らをさらすことにもなりかねません。
需要がなければ供給はなくなるはずです。
私ができることは「買わない」「直さない」、このことを仕事を通してできる限り多くの人へ伝えていくことです。