修理室便り10月号
修理室の阪口です。
湿気が腕時計の内部に入ってしまうと、内部のパーツに悪影響を及ぼす可能性があります。
表面上は問題ないように見えても、内部では腐食やサビが進行していることがあります。
下の画像は、その状態を拡大したものです。
次の画像は、洗浄した後の画像になります。
時計が水に触れていないと思っていても、長年の経年劣化により防水性が低下してしまうことがあります。
その結果、内部に湿気が蓄積してしまいます。
定期的にオーバーホールを行うことで、パーツの劣化を予防できます。
特に、パーツの製造が終了している年代の時計については、修理が難しくなる場合があります。
そのため、時計に対する定期的なオーバーホールが必要です。
その他、お時計に関するお悩みがございましたら、ぜひご相談ください。