修理室便り2月号

修理室便り2月号

修理室の山本です。

1950年代のオメガのヴィンテージウオッチ。キャリバー342のオーバーホールを行いました。



このモデルの特徴は、何と言ってもハーフローターです。現行型のローターは360度回転しますが、ハーフローターは360度回転せずに、赤丸で囲ってある部分が左右に振れた時、上部のスプリングまで動きます。



そのため、可動域が360度ではなく、半周しか動かないのでハーフローターと呼ばれています。(写真を見ると半周以上動いていますが)ローターとスプリングが接触する際に発生する音と振動が心地よく、現行品にはない味わいがある時計です。



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