修理室便り6月号
修理室の阪口と申します。
今回、お客様からメーカーで修理中止品のお時計で、分解掃除の他に代替リューズ交換の依頼がございましたので紹介します。
代替リューズに交換する理由は、元パーツが曲がってしまったからです。
写真のように曲がってしまう原因としては、衝撃などによって起こってしまいます。
その影響で機械の地板と呼ばれるパーツにもダメージが見られます。
今回の場合は地板のパーツ交換も必要になります。
正常な状態がこちらなります。
衝撃によってダメージがここまで影響出てしまうことには、改めて時計は精密部品で構成されているなと実感させられます。
こちらが代替リューズです。
可能な限り、元パーツにデザインが近い物を選びました。
リューズを取付状態です。
今回、メーカーが修理できなかったお時計でも、この様に修理することができます。
これから一つでも多く、お客様の悩みに答えれる様に日々精進していきます。
by Noboru Sakaguchi