修理室便り5月号
手・心を綺麗にし、迎える。
時計修理に携わる私たちは、直接お客様と会話は出来なくとも迎える準備を大事にしています。
特にドライバーやピンセットは、お客様の時計に触れる重要な道具であり
修理士にとっては“手”となります。
修理箇所ごとに一本ずつネジ溝の幅·厚みが異なる為、その都度ネジ溝に合ったドライバーを選択し使用します。ドライバーの乱れた面は砥石で整え、更にパーツ・用途毎にピンセットを使い分け修理を行います。
私たち修理士にとっても身だしなみを整える事と同じく、大切な修理品に触れる道具を整備し新鮮な心と道具で、お客様の時計と向き合っています。
修理した時計で笑顔になっていただけるよう最善を尽くしていきたいと思っております。
是非、時計の事でお困り事がございましたら一度ご相談下さい。
by Takayuki Hagino
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