懐かしの石國商店ベルトコレクション②
前回の懐かしのベルトコレクションに続き
今回も一風変わった古い時代の時計ベルトを紹介します。
材質:背ワニ
特徴:ワニの腹(肚)の部分を割き、背部を活かしたタイプの革です。
ワニの背の部分には、背鱗板(はいりんばん)と呼ばれる隆起があります。また、頸部に、頸鱗板(けいりんばん)と呼ぶ、特徴のある隆起があります。
天然の美しい造形である頸鱗板と背鱗板が背ワニの価値を高めています。
何と驚くことに当時は木箱入りで販売されていたようです。
それほど高価なものであったようです。
材質:馬蹄カン付ベルト(革はカイマンワニ)
特徴:
時計本体(ケース)の足部分が1本で大き目の穴が空いているもの。一般的にはひもタイプのベルトを使いますが、通常の皮革ベルトに、馬蹄型の金具を付けて取り付けることもできる。
時を刻む精密機械であると同時に各時代の一級の芸術品でもあり、高価で憧れだった時計に付けるベルトも最高のものを求めていたことがよくわかる商品です。
石國商店は、これからも世の中の動きにアンテナをはり、新しいことにチャレンジしていきます。
by Yukio Sonobe