最近に気になった時計(いろいろ)

最近に気になった時計(いろいろ)

世の中には人の心を惹きつける時計があります。

もちろん人それぞれ趣向や使用目的などにより、その心の奥底で火がつくものは異なります。

 

今回は、店や展示会、Instagramやウェブ、雑誌などで私がこの一年くらいで関心を持った時計の一部をいくつかピックアップします。

中には最新の時計ではないものもあります。

あくまで個人的な偏向チョイスになりますが、そこはみなさまの広い心で受け止めていただけると幸いです。

 

※弊社で取り扱っていないブランドもあり、扱っていても諸事情あって画像をご用意できないものもありますが、そこは公式サイトでご確認ください。

 

 

RAYMOND WEIL レイモンド・ウェイル

「ミレジウム ムーンフェイズ」

公式サイト

RAYMONDWEIL -日本公式サイト

 

弊社が担当しているいよてつ髙島屋のウオッチサロンで取扱っているレイモンド・ウェイルですが、「MILLESIMEミレジウム」がジュネーブ ウォッチメイキング グランプリ(GPHG)のチャレンジウォッチ部門でグランプリを受賞したあたりから、店舗での当ブランドへの関心が高まってきた感じがします。

 

クラシックなヴィンテージの雰囲気をもちながら、無駄の無い洗練されたデザインなので、現代のニーズにマッチしているのではないかと思います。

私はあえてアクセントを加えたムーンフェイズ付きモデルが好きです。

目をぱちくりと開いた可愛らしくてレトロな月の顔の絵が良いアクセントになっています。

ブランドでは「ハッピースマイリングムーンフェイズ」と呼ぶそうで、一つずつ手作業で描き上げているそうです。

 

 

 

 

KONSTANTIN CHAYKIN コンスタンチン・チャイキン】

JOKER Classic

公式サイト

Konstantin Chaykinコンスタンチン・チャイキン日本公式サイト – Konstantin-chaykin.jp

 

こちらはInstagramでもよく見かけるアート性の高い腕時計です。

私はillustratorやクリスタを使ってグラフィックを描くのが好きで、このアーティスティックな見た目に何か惹かれるものを感じます。

「リストモンズ」コレクションには個性的な顔がたくさんありますけど、やはり私はJOKERのエキゾチックな表情が気になります。

感性豊かな子供が見たら泣いちゃいますかね。

 

 

 

 

BULGARI ブルガリ】

「オクト フィニッシモ スケッチ」

公式サイト

ブルガリ公式オンラインショップ | BVLGARI 日本

 

時計雑誌クロノス113号の表紙を見たときにインパクトがあって面白いなと感じたブルガリのオクト フィニッシモ スケッチです。

ムーブメントのスケッチを模した文字盤のセンスが秀逸です。

綺麗に仕上げられたパーツが組み上げられたリアルパーツの様式美を見せるのではなく、あえてそれをスケッチで表現しているところが興味深いです。

世界的なジュエリーブランドがやるからこそ面白いというのもありますし、やはりそのデザインセンスに惹かれます。

 

 

 

 

MBF エムビーアンドエフ (マキシミリアン・ブッサー&フレンズ)】

HM3 フロッグ」

公式サイト

Welcome to MB&F | MB&F

 

HM3フロッグを探すには下記のようにサイトのメニューから次の順にたどり着いてください。

過去のマシーン(Past Machines)というところで見つかります。

Menu/Machines/MB&F Machines/Past Machines/HM3 Frog

公式YOUTUBE

MB&F - FrogX - 10th Anniversary piece

※公式動画で紹介しているのはXのほうです。

 

HM32010年に発表されただいぶ前のモデルになりますが、その10年後にもHM3 フロッグXが復刻販売されました。

カエルの目玉を模した時間と分を示す立体的な2つの半球状のドームが特徴的で、ユニークなビジュアルモデルです。

 

2024年にシャネルとパートナーシップを締結したことでも有名なジュネーブのMBFですが、これまでに個性的な作品をいろいろと出しています。

情報があまり見つからなくて、逆に気になります。庶民感覚で買えるようなブランドではないですが、この時計ブランドには個人的に惹かれます。

 

 

 

 

【大塚ローテック】

6号」

公式サイト

大塚ローテック(ŌTSUKA LŌTEC)

 

この6号機はジュネーブ ウォッチメイキング グランプリのチャレンジ部門でグランプリを獲得しました。

このブランドを手掛ける片山さんは厚生労働大臣が定める「卓越した技能者(現代の名工)」にも選ばれています。

しかも、この6号機はボナムズ香港ウォッチオークションでは204800香港ドル(約391万円)以上で落札されたそうで、日本3大メーカーではないメーカーが海外でここまで評価されるのは、直接関係ない立場でもなんだかとても嬉しくなります。

スチームパンクのアニメの世界に出てきそうな独特の外観は、そのブランドの個性を強く感じることができます。大

塚ローテックさんの時計は欲しくても抽選に当たらないと買えないので、手に入れられた人はラッキーですよね。

 

ちなみに5号改の抽選は間もなくですね。

 

 

 

 

GERALD CHARLES ジェラルド・チャールズ】

「マエストロコレクション」

 



公式サイト

Gerald Charles Japan

 

時計界のピカソとまで言われたジェラルド・ジェンタ氏のオリジナルデザインをベースに作られた時計です。

ラバーベルトのマエストロコレクションと、金属ブレスレットのマスターリンクですが、今のところ人気のせいか購入予約してから実際に入手するまでには時間がかかっているようです。日本でも注目のブランドです。

 

ジェラルド・ジェンタ氏といえば、同名ブランドのミッキー レトロファンタジーが有名ですが、他ブランドでも、パテックフィリップのノーチラス、オーデマピゲのロイヤルオーク、IWCのインヂュニア、ブルガリのブルガリ・ブルガリなど、数多くの有名ブランドと関りが深く、彼が手掛けたものは各ブランドを代表するモデルばかりです。

昨年クレドールが「Locomotiveロコモティブ」を復刻限定販売して話題になり、今年も新たなグリーンダイアルモデルの発表で注目されていますが、こちらもジェラルド・ジェンタ氏のデザインがもとになっています。

 

ジェラルド・ジェンタ氏に関わりの深いブランドとして、ジェラルド・チャールズは今後も注目されていくと思います。

 

 

 

以上、最近に気になった時計のご紹介でした。

 

私は所有の有無にかかわらずパテックフィリップやIWCなどのメジャーなブランドも好きですし、国産のセイコー、シチズン、オリエント、カシオなども昔から好きです。

特に国産ブランドの中では、セイコー、とりわけグランドセイコーはその魅力がさらなる高みにのぼったように感じていています。

 

今後とも魅力的な時計が発見できることを楽しみにしています。

 

 


Tetsuro Enomoto