Max Bill by Junghans Chronoscope

Max Bill by Junghans Chronoscope

ユンハンス マックスビル クロノスコープ

 

私が所有している腕時計の一つに「Max Bill by Junghans Chronoscope」があります。

ユンハンスのマックス・ビルコレクションの中のクロノスコープというモデルです。

ちなみに自動巻クロノグラフです。ケース素材はステンレススティール。

文字盤はブラックで曜日と日付のカレンダー付です。

JUNGHAUS (ユンハンス)

ユンハンスと言えばドイツ最大級の時計メーカーで、ドイツの時計産業を語る上で切り離すことのできない存在の大きな時計メーカーです。

このメーカーは世界で初めて電波腕時計を発表したことでも有名です。

 

 

Max Bill(マックス・ビル)

そして、マックス・ビルですが、ご存じの方にとっては当然の知識になりますが、こちらは人名です。

「バウハウス」最後の巨匠とも言われた著名なデザイナーで、ユンハンスのHPにも書いてありますが、この方はデザイナーであり、画家であり、建築家であり、彫刻家であり、教師でもありました。

それぞれの分野でその才能を存分に発揮していたようです。

 

ユンハンスとマックス・ビルとの繋がりといえば、マックス・ビルがユンハンスのためにデザインしたオリジナルのキッチンクロックから始まり、ウォールクロック、機械式腕時計をデザインしています。

バウハウスの考えに基づいたデザインです。現在販売されているマックス・ビルコレクションは、その当時の意思を受け継いだデザインになっています。

 

その「バウハウス」とはドイツにあった短命の美術学校のことで、1919年に始まり1933年にナチスの影響により閉校するまで存在していたそうです。

その学校名にとどまらず、「バウハウス」という名称は影響を受けた芸術や思想のことまでを指しているようで、その意思は受け継がれながら、今もなお、現代の時計や家具や建築など工業デザインにおいて「バウハウス」という言葉や考え方が生きています。

 

「バウハウス」一番の特徴は、“合理主義”と“機能主義”で、それらに基づいて作られた作品は無駄を排除していて、合理的で機能美溢れるデザインになっています。

それは世間の流行に左右されないタイムレスなデザインと言えます。

 

そこで冒頭に戻りますが、その意思を受け継いでいるマックス・ビルコレクションの中でも私のお気に入りが、所有しているクロノスコープです。

少しずつ販売価格が上がってきていますが、税別40万円アンダーの時計の中では長らく高い評価を受け続けている時計です。

 

この時計はデザインバランスがとても良い腕時計です。

特徴として一番最初に目につくのは綺麗な曲線を描いたドーム型のガラスです。

艶やかな光の照り返しとデザイン性の高い針やインデックスなどガラス球体越しに見える立体空間はとても絵になります。

文字盤に使われているサンセリフのフォントは大きすぎず小さすぎず適度なサイズになっていて視認性が良く、その美しさと機能性を両立しています。

針はよく見ると分針とクロノ針の先端が風防のカーブに合わせて美しく曲げられています。

クロノボタンやリューズも無駄の無いデザインです。

 

また、裏蓋がすり鉢状になっていて、裏蓋とガラスとを合わせた側面から見たフォルムがマカロンのようにとても美しく仕上がっています。

この形状は機能面においても効果的です。

この本体ケースの厚みは14ミリほどあって決して薄くはないのですが、高さのあるドームガラス部分がすべて透明ですし、裏蓋はすり鉢になっていて、厚ぼったさはありません。

また、ラグ足がケース付根から斜め下に向かって裏蓋付近まで伸び、ベルトの取り付け位置を下げています。

これによりケース足やベルトの菅元周りにできる隙間は最低限に留められ、腕にベルトを巻いたときに、時計を含めてきれいな輪を描けます。

これにより私のような細い腕にも上手いことフィットします。

腕に接している部分の面積も小さく、見た目や肌感触共に厚さや大きさを感じさせない巧みな設計になっています。

 

かなり昔に池袋東武百貨店でクロノスコープを着用している20代くらいの女性のお客様と話したことがありまして、その方も女性にとっては大きい40ミリというサイズでありながら、とても着けやすくて気に入っていると話していたのを覚えています。

ちなみに、文字盤の12時側が30分の積算計で、6時側は12時間の積算計です。

秒針はありません。一番長い針はクロノ針ですので、2時位置のボタンを押してクロノグラフをスタートさせない限り、この針は止まったままです。

時針や分針はご存じのとおりゆっくりと動くため、一瞬見た限りでは動いているのかどうか分かりません。私は時計の動きを楽しみたいこともあり、あえて右上のプッシュボタンを押してクロノ針を動かしておくこともあります。

 

私の時計には元々は茶色のカーフベルトが付いていました。

しかし、個人的にそのベルトをあまり気に入っていなかったので、弊社のベルトをいろいろと付け替えて楽しんでいます。

ちなみに今回撮影用に取り付けたのはロコッテというベルトブランドの「カイマン」という商品です。

カラーはブラックです。Dバックルは私物です。文字盤カラーに合わせたブラックカラーの片開きDバックルを使用しています。

 

時計ベルト

Rocotte 「カイマン」ブラック 紳士用

Rocotte アイランドカイマンブラック|21-18mm|時計ベルト通販と修理の店 石國商店EC (ishikunishouten-ec.com)

 

Dバックル

片開き式Dバックル|12mm|時計ベルト通販と修理の店 石國商店EC (ishikunishouten-ec.com)

 

ユンハンス マックス・ビルは石國商店 東京ソラマチ店で取り扱っています。

店頭に無いモデルにつきましてはご注文も承っております。

ご興味ある方がいましたら、ぜひお立ち寄りください。

 

店舗名

石國商店 ソラマチ店

住所

〒131-0045
東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ1F

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