「イシクニズム」 Vol.46

「イシクニズム」 Vol.46

アメリカ合衆国

18年ぶりにアメリカ合衆国の本土を訪れた。今回は、ニューヨークやロサンゼルスのような大都市ではなく南部のダラス、ヒューストン、アトランタ、そしてオーランドである。

やはりアメリカは土地が広い。日本とは根本的に考え方が違う。土地が高い日本では工場や事務所は上に伸ばそうとする。一方アメリカでは中心地を除いて横に伸ばそうとする。工場は平屋が多く、只々大きい。二階建て以上にすると、車いす用のスロープやエレベーターなどの付帯設備が必要になってくる。設備代より土地代のほうが安上がりということのようだ。

レンタカーも同様の考え方で効率を図っている。借りる時、係員がいて車を点検して渡されるのではなく、受付で手続きが終わると、何番に停まっているからそれに乗っていってねと言われる。広大な駐車場から番号を探し勝手に乗っていく。駐車場側に係員はいない。返す時も返却エリアに車を停めるだけで完了である。

我々が返却したのち、点検をして、貸出場所に移動していると思われる。これを運営するためには、広大な駐車場と車の台数が必要となる。大きさと量によって日本とは異なる運用をしている。

道路も車線が多く、街と街を繋ぐ道はほぼ真っ直ぐで殆どがフリーウェイであった。ヒューストンで一部有料道路があったがそれ以外はすべて無料であった。街中も信号機が少なく、歩いている人も殆どいなかったため、移動にかかる時間が日本とは異なる感覚になる。1マイル(約1.6㎞)を1分で移動する感覚でものを話している。高速道路の最高速度は時速70マイル(約112㎞)で安定走行できるため100マイル(約160㎞)くらいの移動は日常的に行う。

土地が豊富にある国だからこの様な制度なのだということが他にもあるが、土地が豊富にない日本はやはり創意工夫で暮らしていかなければならないと思い知らされた。「譲り合い」や「もったいない」などと言う感覚も大切にしていきたいと思った。

笑顔で笑顔に。