時計ベルトの交換方法

時計ベルトの交換方法

腕時計に付いている革ベルトは、大抵のものは新しいベルトに交換できる仕様になっています。皆様が弊社のお店で時計ベルトをご購入される場合には、弊社の店舗スタッフが交換作業をしますが、中にはいろいろな理由からご自身で交換したい人もいらっしゃると思います。今回はそのような方に向けて、革ベルトの交換方法をご案内します。


そもそもご自身でベルトを交換できることのメリットというと、どういったものがあるでしょうか。


私が真っ先に思いつくメリットといえば、「ファッションウェアのようにいつでも好きなときに時計ベルトの着せ替えができる」ことです。

「明日は友人の結婚式だから白い革ベルトを着けていきたい」

「きょうの銀座でのデートでは一番お気に入りのワインレッドのワニ革ベルトを着けていこう」

「きょうはネクタイの色に合わせてグリーンのリザード革を着けよう」

そう思い立ったときにすぐ取り替えることができれば、おしゃれの幅も格段に広がります。それこそ時計ベルトの数だけ腕時計の模様替えができますので、時計の魅力もぐんと増すことになります。一つの時計に対して常に同じベルトで過ごされる人からすれば、これは大きな変化だと思います。


最近ではバネ棒にレバーが付いていて工具無しで取り外しができる仕様の時計ベルトも増えてきましたが、元に付いているベルトがすべてそういう仕様になっているわけではありません。通常の仕様のバネ棒であれば、やはり取り外しの技術が必要になります。


ちなみに、当社でも少しだけ料金をプラスすると、お買い上げいただいたベルトを簡単に工具無しで取り外しができる仕様に変更することができます。(当社ではフェルビン式と言っております)

コラム「時計ベルトの交換は難しい?」

では、本題に入ります。


はじめに

本サイトでご紹介する方法を実際に行う場合には、すべて自己責任で行ってください。

時計本体及びベルトに傷を付けたり、怪我などをなさらないように十分にご注意ください。

お客様ご自身の作業に起因した事故等不測の事態につきまして、弊社では一切責任を負うことができませんので予めご承知おきください。

また、少しでも不安を感じた場合は無理をなさらず弊社のようなプロにご依頼ください。


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作業内容一覧

腕時計のベルト交換は準備~完了まで14ステップございます。

 

0  専用工具を用意する

1  時計の裏蓋側を上して床に置く

2  工具の先端をバネ棒の先の突起部分にひっかける

3  工具を動かしてバネ棒を縮める

4  バネ棒を横にずらして完全に外す

5  もう片方のベルトも同様にして外す

6  元のベルトからバネ棒を抜く

7  取り付けたいベルト(付け替えベルト)を用意する

8  付け替えベルトにバネ棒を入れる

9  完成イメージを明確にしておく

10 バネ棒の片側を時計のラグ穴に入れる

11 もう片方のバネ棒の先端を工具で押さえる

12 バネ棒先端をラグ穴にはめる

13 念のため工具を使用してバネ棒を押し込む

14 時計をきれいに拭く

----------完成

 

以降、差込口がの有無などパターン別の交換方法を解説いたします。

 

時計ベルトの交換方法

 

差込口がない場合

 

0 専用工具を用意する

まずは時計ベルトの取り外しに必要な専用工具を用意します。通称 “バネ棒外し” と呼ばれている工具です。

専用工具を用意する

安いものでは1,000円しないものから、8,000円以上のスイス製のものまでいろいろとあります。「明工舎製作所」やスイスの工具ブランド「BERGEON(ベルジョン)」のものは、わりと扱っているお店が多いので見つけやすいと思います。石國商店の通販サイト石國商店ECでも写真でも使用されているBERGEON製の使い勝手の良い“バネ棒外し”を販売しておりますので、よろしければご利用ください。

BERGEON製“バネ棒外し”

BERGEON製“バネ棒外し”

このような工具をお持ちでない場合に小さめのマイナスドライバーで対応する人もいらっしゃいますが、弊社では初心者にはおすすめしていません。初心者には比較的安全に作業ができる専用工具のご使用をおすすめします。


1 時計の裏蓋側を上して床に置く


時計の裏蓋側を上して床に置く
文字盤側を上にした状態でも作業が可能ですが、工具をすべらせてガラスを傷付けるリスクなどもありますので、時計ベルトの付け外しの際は裏蓋側を上にして行ってください。

また、慣れている人であれば時計を持ちながらベルトの取り外しができますが、初心者の人は不安定な状態にならないように必ず床に置いて作業しましょう。その際は、下に柔らかい布などを敷いてガラス面が傷付かないように注意しましょう。

※床に置く際、吸着力の強い透明のビニールクロスなどにガラス面を強く当てていると、持ち上げる際にガラスが外れてしまうことがありますのでご注意ください。


2 工具の先端をバネ棒の先の突起部分にひっかける

以下はバネ棒の写真です。

バネ棒

バネ棒

標準的なバネ棒は上の写真のような形状をしています。バネ棒の先端途中には一つか二つの突起部があり、ここにバネ棒外しの先を当てます。

バネ棒の構造

 

工具の先端をバネ棒の先の突起部分にひっかける

バネ棒には、工具をひっかける突起部分が無いタイプもあります。時計の足(ラグ)のサイドに外側まで穴が貫通している場合には、そのような突起部分の無いバネ棒を使用することがあります。その場合は工具のピン抜き棒側の先端部分をラグの穴の外側から入れてバネ棒を押すことで比較的簡単に外すことができます。

※もしラグのサイド(外側)に穴が開いていない時計に「突起部分の無いバネ棒」を使用してしまうと、そのあと取り外しが非常に困難になりますのでご注意ください。

工具の先端をバネ棒の先の突起部分にひっかける
工具の先端をバネ棒の先の突起部分にひっかける際、バネ棒が革ベルトに隠れて見えませんので、写真のように工具で革ベルトの端をずらしてバネ棒の突起部分を目視で確認しましょう。


構造を知っている人であれば、バネ棒の先が見えていなくても工具が当たる感触で取り外しできますが、慣れていない人はバネ棒の突起部分を目視で確認してから対応することをおすすめします。ただし、あまりずらしすぎると元の革が傷みますのでご注意ください。

※元の革ベルトを処分する前提であれば、ハサミなどを使用して革ベルトを切ってしまうと簡単に作業できます。ただし、その際に切断した革は元に戻すことができませんので再利用ができなくなります。自己責任でご判断・ご対応をお願いいたします。また、ハサミやカッターなどで革を切断する際にはご自身の手や時計を傷付ける恐れもありますので、お取り扱いには十分にご注意ください。

バネ棒タイプ以外にも、両ネジやリベット、パイプピン(C管)など別の方法でベルトが付いている場合もあります。その場合は、弊社のようなプロにお任せください。

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3 工具を動かしてバネ棒を縮める

工具を動かしてバネ棒を縮める

バネ棒の突起部分に工具の先端をひっかけたあと、矢印の方向にバネ棒外しを動かします。バネ棒の先が縮んで取り外し可能な状態になります。

4 バネ棒を横にずらして完全に外す

バネ棒を横にずらして完全に外す


工具でバネ棒のバネを押した状態のまま、ベルトを横にずらして時計から完全に外します。

 

5 もう片方のベルトも同様にして外す

もう片方のベルトも同様にして外す

反対側のベルトも同じように外してください。




6 元のベルトからバネ棒を抜く

元のベルトからバネ棒を抜く

取り外した元のベルトからバネ棒を抜き出してください。

通常の場合には手で抜けると思いますが、固い場合には工具を使用してください。
その際、ペンチなどで抜くとバネ棒を潰してしまうことがあります。バネ棒外しの先で押し出すと比較的安全に取り出せます。




時計ベルトの取り付け方

 

7 取り付けたいベルト(以後「付け替えベルト」)を用意する


取り付けたいベルト(以後「付け替えベルト」)を用意する

 
付け替えベルトをご用意ください。



8 付け替えベルトにバネ棒を入れる

付け替えベルトにバネ棒を入れる

 

付け替えベルトの付け根の穴にバネ棒を押し入れます。
元のベルトに付いていたバネ棒を使用するか、新しいバネ棒をご用意ください。

※元のベルトに付いていたバネ棒が折れ曲がっていたり、バネの反発力が弱くなっていたり、または錆などの明らかな傷みがみられる場合には、必ず新しいバネ棒に取り替えてください。傷んだバネ棒を使い続けると、時計落下の原因になります。


9 完成イメージを明確にしておく

完成イメージを明確にしておく


やり直しにならないように、6時もしくは12時、どちら側にどちらのベルトを付けたらよいかを予め確認しておきます。美錠タイプの場合、一般的には美錠側(金具が付いているほうのベルト)を12時側、剣先側を6時側に取り付けます。

※ただし、Dバックルを使用する場合には6時と12時を逆にすることがあります。


★新しいベルトの取り付け作業に入る前に時計本体のお掃除をしましょう!

ベルトを外した際は、時計本体をきれいにするチャンスです。
特に、ラグの間は、普段お掃除が行き届かない場所です。ブラシなどできれいに汚れを落としておきましょう。

時計本体のお掃除

10 バネ棒の片側を時計のラグ穴に入れる

バネ棒の片側を時計のラグ穴に入れる

時計の裏側が見えるようにして床に置き、バネ棒の片方を時計のラグの内側にある穴に入れてください。

バネ棒の片側を時計のラグ穴に入れる


片側のバネ棒がラグの穴に入ったら、ベルトを正しい位置まで近づけてください。


11 もう片方のバネ棒の先端を工具で押さえる



もう片方のバネ棒の先端を工具で押さえます。このとき、時計を少し傾けてしっかりと手で固定すると入れやすくなります。

もう片方のバネ棒の先端を工具で押さえる

12 バネ棒先端をラグ穴にはめる

バネ棒先端をラグ穴にはめる

 

そのままバネ棒の先端を押しながら時計の足の内側まで運び、時計のラグの内側にある穴にはめます。(穴の場所までバネ棒の先を移動すれば、バネの力によって勝手にはまります。)

※はまった感触やカチッという音が無い場合には、ベルトの付け根を持って少し小刻みに動かしてみましょう。


13 念のため工具を使用してバネ棒を押し込む

念のため工具を使用してバネ棒を押し込む


バネの力で勝手にはまるとお伝えしましたが、何かしらの原因によってしっかりとはまっていない場合もあります。写真のように工具を隙間に入れてバネ棒をしっかりと押し込む作業をしておくと安心です。

ベルトが外れないか確認
さらに念のため、ベルトの付け根を持ち、片側ずつ上下左右に動かして外れないか確認してください。

※写真では両方いっぺんに引いているように見えるかもしれませんが、実際に行う際は、必ず片方の手で本体ケースをしっかりと抱えて、片側ずつ確認作業を行ってください。(もし両側ともしっかりとバネ棒がはまっていないまま両方一気に引いてしまうと時計落下の危険性があります)


14 時計をきれいに拭く

時計をきれいに拭く
最後に時計をきれいに拭いたら完成です。

完成

 

 

 

差し込み口がある場合

  

0  時計の工具を用意する

 まずは時計ベルトの取り付け/取り外しに必要な“バネ棒外し”を用意します。

差し込み口がある場合には、つく棒になっている部分と平たい先割れ部分の両方を使用します。

1  時計を横にして手で固定する



差し込み口がある場合には、ケース足の側面から工具を差し込みますので、写真のように時計を横にして手で押さえてください。ガラス部分を強く抑えると割れる可能性があるため、力を入れすぎないようにしてください。

 

2  工具の先端を差し込み口に入れる


工具のつく棒側を差し込み口に対して垂直に入れます。バネ棒が錆びていなければ軽く押し込めますので、力みすぎないようにしてください。また、工具の先端が差し込み口よりも太い場合には合う工具を別途ご用意ください。


慣れている人であれば時計を持ちながらベルトの取り外しができますが、初心者の人は不安定な状態にならないように必ず床に置いて作業しましょう。下に柔らかい布などを敷いていれば万が一のときにガラス面に傷が付かなくてすみます。



3  差し込み口に工具の先端を入れたままベルトを横にずらす

 

差し込み口に工具の先端が入り、バネ棒を押した感覚があれば、ベルトを外すことができます。この際、工具を差し込んだ状態のまま、ベルトを横にずらす必要があります。工具を持つ手は動かせないため、時計を押さえているほうの人差し指と親指の先でベルトの菅元をつまみ出すようにずらすと外しやすいです。



4  ベルトを完全に外す


ベルトが外れました。

 

5  もう片方のベルトも同様にして外す


反対側のベルトも同じように外してください。

 

6  元のベルトからバネ棒を抜く


取り外した元のベルトからバネ棒を抜き出してください。

通常の場合には手で抜けると思いますが、固い場合には工具を使用してください。

その際、ペンチなどで抜くとバネ棒を潰してしまうことがあります。バネ棒外しの先で押し出すと比較的安全に取り出せます。

 


時計ベルトの取り付け方

 

7 付け替えベルトを用意する


付け替えたいベルトをご用意ください。

 

8  付け替えベルトにバネ棒を入れる

 

付け替えベルトの付け根の穴にバネ棒を押し入れます。
元のベルトに付いていたバネ棒を使用するか、新しいバネ棒をご用意ください。

※元のベルトに付いていたバネ棒が折れ曲がっていたり、バネの反発力が弱くなっていたり、または錆などの明らかな傷みがみられる場合には、必ず新しいバネ棒に取り替えてください。傷んだバネ棒を使い続けると、時計落下の原因になります。



9  完成イメージを明確にしておく


やり直しにならないように、6時もしくは12時、どちら側にどちらのベルトを付けたらよいかを予め確認しておきます。美錠タイプの場合、一般的には美錠側(金具が付いているほうのベルト)を12時側、剣先側を6時側に取り付けます。

※ただし、Dバックルを使用する場合には6時と12時を逆にすることがあります。


★新しいベルトの取り付け作業に入る前に時計本体のお掃除をしましょう!

ベルトを外した際は、時計本体をきれいにするチャンスです。
特に、ラグの間は、普段お掃除が行き届かない場所です。ブラシなどできれいに汚れを落としておきましょう。


10 バネ棒の片側を時計のラグ穴に入れる 


バネ棒の片方を時計のラグ穴の内側に入れてください。慣れないうちは床に置いて作業するほうがやりやすいと思います。


片側のバネ棒がラグの穴に入ったらベルトを正しい位置まで近づけてください。



11 もう片方のバネ棒の先端を工具で押さえる


もう片側のバネ棒の先端を工具で押さえます。このとき、時計を少し傾けてしっかりと手で固定すると入れやすくなります。

 

12 バネ棒先端をラグ穴にはめる

 

そのままバネ棒の先端を押しながら時計の足の内側まで運び、時計のラグ穴にはめます。(穴の場所までバネ棒の先を移動すれば、バネの力によって勝手にはまります。)

※はまった感触やカチッという音が無い場合には、ベルトの付け根を持って少し小刻みに動かしてみましょう。

 

13 差し込み口にバネ棒の先端が入っているか目視で確認


差し込み口がある場合は、写真のようにバネ棒がしっかりと穴に入ったかどうかを確認することができます。


しかし、それでも入っているかどうかわからず不安な場合には、念のため工具を使用してバネ棒を内側から押し込んでみてください。


さらに念のため、ベルトの付け根を持ち、片側ずつ上下左右に動かして外れないか確認してください。

※写真では両方いっぺんに引いているように見えるかもしれませんが、実際に行う際は、必ず片方の手で本体ケースをしっかりと抱えて、片側ずつ確認作業を行ってください。(もし両側ともしっかりとバネ棒がはまっていないまま両方一気に引いてしまうと時計落下の危険性があります)

 

14 時計をきれいに拭く


最後に時計をきれいに拭いたら完成です。

 

新しいベルトを付けると気分爽快ですね!

 

 

ベルト交換の頻度と目安

革ベルトの交換は着せ替えをしたいときだけ必要になってくるものではありません。

ではいつ革ベルトの交換は必要になってくるでしょうか。

目安を知っておくことで愛用のお時計をさらに長く安全にご使用いただけます。

 

前提として革ベルトは消耗品です。

同じものをずっと使い続けることはできません。

革ベルトの交換時期はいつか必ずやってきます。

ベルトの使用期間

時計の使用頻度にもよりますが、夏を含めほぼ毎日使おうとすると1年ほどで交換が必要になってきます。

革ベルトを長持ちさせたい場合は、使用後に乾いた布などで水や汗などのケアをする、ずっと使い続けるのではなく別のベルト(金属やナイロンベルトなども含む)と交換し交互に使用するなどをしますと革ベルトの寿命は変わってきます。

 

ベルト交換の目安

目に見える交換の目安としては革に張りがなくなってきた、裏にヒビが入ってきている、金具を通す小穴部分が裂けた、汗などの染みなどが目立つ、といった症状が出てきたらもう交換の時期です。

もしそのまま使用し続けてしまうと、先述したような劣化している部分からベルトが切れるといったことが起きてしまい、大事な時計を落として壊してしまうことにもなりかねません。

時計を安全に使用するため革ベルトの状態はこまめにチェックしましょう。

 

また冒頭でもお伝えしたようにベルトにはファッションの面があり、季節の変わり目、服装に合わせたい、その日の気分によって変えたい、と感じた時がベルト交換のタイミングになります。

革ベルトを複数本持っていれば、好きなタイミングで交換もでき、さらに一本を使い続けるより複数の革ベルトを使い分けることで長持ちもするのでお勧めです。

 

腕時計のベルトは自分で交換できる?

今回紹介した記事の通り時計ベルトは工具さえあればご自身でも交換ができます。

そのかわりリスクもありますのでプロに任せるかご自身で行うかは慎重に決めましょう。

 

自分で交換するメリット

1. 時間を節約できる

ご自宅で作業を行う分、店舗に行って交換してもらうより短時間で済みます。

ただし、専用の工具が必要になるため時計に合わせて工具を購入する必要があります。

 

2. 好きな時に好きなベルトを交換できる。

文字通りその日の気分や、服装に合わせてベルトの交換ができます。

複数本を持っていればイベントシーンに合わせたベルトを選ぶことができるので便利です。

 

3. 突然のベルトのトラブルに対応できる。

何かに引っかかってベルトが時計から外れてしまった、ベルトが切れて危ない状態なども工具と替えのベルトを持っていれば対応も可能です。

 

はじめにご案内しましたが上記のメリットは同時に本体を傷つける、ご自身がけがをするなどのリスクがあります。

少しでも不安を感じた場合は無理をなさらずプロにご依頼ください。

 

プロに依頼するメリット

1. 安心してベルト交換を任せることができる。

プロはベルト交換の方法を熟知しています。

ベルトの上下取りつける位置、金具の取り付け方、など正しいベルトの交換ができます。

また、作業も素早く丁寧に行えます。

 

2. 適切な工具をそろえる手間・費用が省ける

今回ご紹介したバネ棒でついているベルトならご自身で交換も可能かもしれません。

ただ、バネ棒以外でベルトがついている場合もありそれに必要な工具はそれぞれ異なります。

また長さの関係で金具を通す穴を増やす必要がある場合などのように、取り付ける以外での工具が必要になる場合もあります。

プロに依頼する際は工具などを気にする必要がないため、時計とベルトを預けるだけで交換などの作業を行えます。

またベルトを頻繁に交換しないのであれば、工具を購入した方が費用面でも高くついてしまうかもしれません。

 

3. アフターケアも万全。

ベルトは時計に取り付けたら終わりではありません。

腕につけたときにきついゆるい、金具のがたつきが気になるなど腕につけて初めて分かることもあります。

また、使っていくうちに違和感に気が付くこともあると思います。

そんな時、プロならその場で対応してご自身とともに解決し、ベストな状態で使い続けることができるのです。

 

一般的なベルト交換費用

店舗でベルトを交換する手数料の目安としては1,100円~2,200円程度になるかと思われます。こちらはベルト本体の料金は含んでおりません。

※メーカーでのベルト交換費用とは異なります。

 

専門店選びのポイント

料金だけでなく信頼性や対応の良さなど、店舗選びにおいて重要なポイントもいくつかあります。

例えば、実績と経験が豊富な店舗や、満足度の高い口コミを参考に探したり

具体的な料金設定、ベルト交換説明をしっかり行ってくれる店舗も信頼性が高いと思われます。

取り付け後に何か問題があった場合にどのような対応をしてくれるかなどのアフターケアが万全な店舗を選ぶとさらに安心です。

 

ベルト交換は石國商店にお任せください

石國商店はベルトに熟知したプロ集団です。

本記事のベルト交換も長年培われた技術と様々な工具によってお客様にご満足いただける作業が行えます。

店頭にご来店いただきますと、持ち込みへのベルト交換はもちろんのこと

新しいベルトを店頭でご覧いただくこともでき、お時計に合った幅のベルトをお調べしご案内いたします。

気に入ったものがございましたらそのままお取り付け、バックルの調整などを行いベストな状態でお渡しいたします。

 

・取り付け作業時間

取り付け作業は10分程度頂戴いたします。

※店舗の混み具合や錆びなど、取り付けに時間がかかる場合は予めご案内いたします。

・交換費用

弊社ブランドのROCOTTEKUNISTEINを購入または交換希望のお客様には無料でお取り付けいたします。

他社ブランドやメーカーベルトに関しましては1,100円の料金を頂戴しております。

フェルビン式がオススメ!

石國商店の特別なサービスとして弊社ベルトを購入の際に追加料金1,100円プラスしますと、フェルビン式と呼ばれるワンタッチで取り外し可能なベルトに加工することも可能です。

※フェルビン式にはお時間を頂戴いたします。詳しくは店舗のスタッフにご確認ください。

・参考記事
コラム「時計ベルトの交換は難しい?」

 

 

石國商店はアフターケアも万全です。

交換した後のきついゆるいはもちろん、金具を通す穴を増やす、購入後のフェルビン式加工など是非ご相談ください。

また、石國商店ではベルト以外の時計のご相談も受け付けております。

新しい時計の購入から、時計のオーバーホールはもちろん、割れたガラスの交換のような限定修理など時計で困ったことがありましたら是非ご相談ください。 

皆様のご来店をお待ちしております。



最後までお読みくださいまして誠にありがとうございます。

 by Tetsuro Enomoto

※今回写真では便宜上指サックを使用しておりますが、ベルト交換時の指サックのご使用は必須ではありません。



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