腕時計のベルトの選び方とは?サイズの測り方や選ぶ際の注意点などを徹底解説!

腕時計のベルトの選び方とは?サイズの測り方や選ぶ際の注意点などを徹底解説!

腕時計のベルトを交換されたことがありますか?

交換した経験をお持ちの方は、そのときにご希望通りもしくは期待以上の満足を得ることができたでしょうか?


腕時計のベルトは、ご自身の“ライフスタイル”や“シーン”によっても着用するものが変わると思います。

また、ベルト選びの際には意識すべきポイントがいくつかあります。

今回のコラムでは、皆様が後悔しないためにも、ベルト選びのポイントを解説していきます。


ちなみに、私は2000年に入社してから10年間、東武百貨店 池袋店の時計修理コーナー(時計ベルトコーナーを含む)に在籍していていました。そこから時計修理や総合企画の経験を積んだ後は、主に直営小売店舗の出店や運営管理の責任者として小売店の販売に関わってきました。現在は役職が変わり時計仕入れとマーケティング業務がメインとしていますが、当コラムでは、これまでの店頭での経験の中で得たものを少しでもアウトプットできればと思っています。


時計はかなり複雑で内容を濃くしようとすればいくらでもマニアックなものにできますが、ここではあまり難しい内容は含めず、基本的なポイントを押さえて解説していきたいと考えています




 

〈〈まず押さえたい〉〉ベルト各部の名称

 

まずは時計ベルトに関する名称を図にまとめてみました。



【管元】

ケースにベルトが接続する根元部分。


【ラグ幅/管幅】

管元の幅です。


【美錠幅/尾錠幅】

美錠を取り付ける付根部分の幅です。


【美錠/尾錠】

革ベルトを腕に巻く際にベルト同士を固定するための留め具のことです。

一般的なものは「カサ」と「つく棒」と「バネ棒」いう三種類の部品からできています。


【ディプロインバックル(Dバックル)/フォールディングバックル】

6時側ベルトと12時側ベルトをつなぐ金具です。

美錠よりも革の傷みが抑えられ、落下防止の効果も期待できるため、ブランドやシリーズによっては美錠の代わりにこちらが採用されていることがあります。メーカーの純正品以外にも市販品があります。



【小判穴】

ベルト美錠側先端にある“つく棒”をセットする小判状の穴のことです。

バックルの仕様によってはベルトに小判穴が無い場合があります。


【定革】

余った剣先部分が邪魔にならないように収納するためのリング状の部品です。

美錠側のベルトに固定されていて動きません。

“ていかく”と読みます。固されているという意味です。


【遊革】

余った剣先部分が邪魔にならないように収納するためのリング状の部品です。

美錠側のベルトに固定されておらず動きます。

“ゆうかく”と読みます。ぶ(自由に動く)という意味です。


【ステッチ】

皮ベルトの縁を彩るように囲って縫い付けてある糸の縫い目のことです。

ステッチの有無、太さやカラーによってもベルトの印象がだいぶ変わります。


【小穴】

剣先側にある複数連なったベルトの穴です。美錠の“つく棒”が入ります。

腕周りの長さによってつく棒を入れる小穴の位置を変えます。


また、下の写真のようなタイプのDバックルでは、カサの下に垂直に出ている突起部分を小穴にセットして固定します。


仕様によっては革ベルトに小穴が無いものもあります。

たとえば、カルティエのこのベルトには小穴がありません。


【剣先】

腕時計の6時側(美錠が付かない側)のベルト先端部分です。

剣先の形状により、「とんがり剣」、「角丸剣」、「丸剣」などの呼称があります。


なお、Dバックル装着時は12時と6時を逆にして取り付ける場合がありますので、そのときはややこしくならないよう12時側/6時側という言い方を避け、美錠側、剣先側と言い方に変えて区別しています。


【バネ棒】

ベルトを取り付けるための金具部品です。両端がバネの力で伸縮します。取り付ける際はバネ棒外しなどの工具を使用します。



 

 

ベルトの選び方のポイント1:ラグ幅・美錠

 


【ラグ幅の計測】



時計ベルトを取り付ける箇所、つまりラグ幅と言われる時計の足の間の幅を計測します。

時計ベルトを交換する際に真っ先に行うのは、この部分のサイズ確認です。



計測する際はノギスなどを用いると正確に測れます。



ノギスが無い場合には定規を当てるやり方でも大丈夫です。

 

【美錠幅(尾錠幅)の計測】

次に、元から使用されている純正美錠をそのまま使用したい場合には、ラグ幅だけでなく、美錠幅も測りましょう。

こちらもノギスか定規を使用して正確に測りましょう。



 

 

ベルトのラグ幅・美錠を選ぶ際の注意点

 


【ラグ幅のサイズはその都度計測する】

元に付いていた時計ベルトの裏側にサイズが記載されていることもありますが、実際のラグ幅とは違うものが強引に取り付けられている場合もありますので、たとえベルトにサイズが記載されていても時計のラグ幅はその都度しっかりと計測しておきましょう。


【サイズが合ったものを選ぶ】

ラグ幅、美錠幅共に必ずサイズが“ぴったり”のものを選んでください。もし実際の幅よりサイズが小さいものを取り付けた場合には、バネ棒が動いて外れてしまうため、時計落下のリスクがあります。


このように合わないサイズのものを取り付けることはやめておきましょう。


また、上の写真とは逆に実際のラグ幅よりもベルトのサイズが大きい場合には、押し込めば取り付けられるかもしれませんが、こちらもいくつかの問題がありますのでおすすめできません。

※こちらは後で詳しく解説します。


【専用美錠やバックルの形によっては市販ベルトが付けられない】

ラグ幅や美錠幅が合っていても、つく棒が小穴に合わない形をしていたり、2股に分かれていたりと美錠が特殊な形状をしているために市販ベルトが取り付けられない場合があります。

この場合、専用美錠やバックルの使用を諦めて市販ベルトに付いている美錠をそのまま使用するか、もしくは市販ベルトの購入を諦めてメーカーの純正ベルトにするかを選ぶ必要があります。

もしくは、時間が許せば、オーダーメイドで作成する方法もあります。石國商店では、特殊な美錠に対応できるオーダーメイドベルトの作成経験が豊富にあります。まずはご相談ください。




美錠のつく棒にも形の違いがあります。


こちらでは小判穴が特殊仕様になっています。


【三枚式タイプはオーダーメイドでの作成が必要】

稀にではありますが、ヴィンテージ時計の中には時計ベルトを取り付けるところがバネ棒タイプではなく、ロー付けされた金属の棒になっていることがあります。

このタイプは棒が固定されていて、通常のベルトが取り付けられません。

ベルト自体が特殊な作りになるため、オーダーメイドでベルトを作成する必要があります。

石國商店では、このスタイルのベルトを“三枚式”と呼び、通常のオーダーメイドではなく、細かく指定ができるフルオーダーにて承っています。

 

 

 

 

ベルトの選び方のポイント2:ベルトサイズ

 


サイズには先述の“ラグ幅”と“美錠幅(尾錠幅)”のほかに、“厚み”や“長さ”があります。

これらのサイズを確認しながら、時計やご自身の身体に合ったものを選びましょう。


【ラグ幅】/【美錠幅(尾錠幅)】

時計のラグ幅や美錠幅(尾錠幅)にぴったりと合ったものを選びましょう。


【厚み】

時計ケースに厚みがあるように、時計ベルトにも厚みの違いがあります。時計の特徴に合わせて選びましょう。


【長さ】

時計ベルトの長さは製品やメーカーによっても多少異なります。

また、メーカーやお店によっては一般サイズのほか、ロングサイズやショートサイズのベルトのご用意がある場合があります。


 

ベルトサイズを選ぶ際の注意点

 


【ラグ幅】/【美錠幅(尾錠幅)】

サイズがぴったりと合っていないと時計落下の一因になります。サイズの合わないものは選ばないようにしましょう。


【厚み】

ラグ足が短い場合には、厚みのあるベルトが取り付けられないことがあります。


また、一般的にダイバーズ時計や自動巻き時計のような厚みのある時計では、ベルトも厚みのあるものを合わせたほうが見栄えがよくなります。逆に時計ケースが薄ければ、ベルトが時計よりも盛り上がってしまわないように薄めのベルトを選びましょう。


ただし、足が短いなど物理的な問題がない限りは極端なまで時計の厚さにこだわる必要はありません。見た目の問題だけでしたら、実際に時計にベルトを近づけてみて、違和感がなければ大丈夫です。


【長さ】

腕周りが大きい方は、標準サイズでは足りない場合があります。その場合は、ロングタイプを選びましょう。ぎりぎり最後の小穴位置で留められたとしても、剣先が定革に収められなかったり、腕がむくんだときに着けられなくなることがありますのでご注意ください。


また、腕周りが小さい方は、標準サイズでは剣先がけっこう余ってしまうため、可能であればショートサイズを選びましょう。ただし、大は小を兼ねますので、この場合は着用可能です。腕周りが小さくても標準サイズでよいという方は、必要な数だけ小穴を追加してもらいましょう。石國商店では店舗で購入されたベルトであれば無料で穴あけを承っております。


どうしても身体にしっくりくるものが見つからなかった場合には、自分の身体に合わせてベルトをオーダーメイドしましょう。


 

ベルトのサイズが合っていないとどうなるの?

 


プロの立場からすると、サイズが合っていないベルトを時計に付けることは大変危険です。


【実際のラグ幅より狭いベルトを取り付けると】



なんといっても安全性に欠けます。

時計には“バネ棒”という時計ベルトをラグに取り付ける部品がよく使われていますが、これは構造上、左右の動きが大きくなると外れやすくなります。


ラグ幅よりベルトの幅が狭いとベルトとラグの間に隙間ができてしまいバネ棒が横に大きく動くため、最悪の場合にはバネ棒が外れてしまいます。時計落下の恐れもありますのでやめておきましょう。


【実際のラグ幅より広いベルトを取り付けると】

 

左が強引にラグ幅より広いサイズのベルトを付けたもの。右が適正サイズ取り付け例です。


この場合、管元の両端が押しつぶされてしまうため、見た目が良くありません。

また、取り付けるのも少し苦労します。ベルトの管元の両脇を押しながら取り付けることになりますので、ベルトのサイド部分が傷む可能性もあります。


サイズが合わないものを強引に取り付けると、ベルトの端が傷んでしまいます。


【実際の美錠幅(尾錠幅)より狭いベルトを取り付けると】

こちらもラグ幅同様に安全ではありません。サイズちょうどのものを選ぶか、専用美錠の使用をやめて、市販美錠を使ってください。


【実際の美錠幅より広いベルトを取り付けると】

一見そこまでおかしくないように見えても、これはけっこう大問題です。


一見問題無いようにも見えますが・・・


↓↓↓↓↓↓↓↓↓

剣先が通りません!

これではベルトが使えません。


仮に上の写真のような場合に、強引に美錠を通して使用できたとしても、ベルトの剣先側のサイド部分(コバ)が擦れて革が傷みます。ベルトの耐久性が落ちるため、このようなベルト選びはやめておきましょう。


 

ベルトの選び方のポイント3:素材

 


【革ベルト】


革ベルトはご存じの方も多いと思いますが、素材やカラーのバリエーションが豊富です。カジュアルなものから高級感のあるものまでいろいろなタイプがあり、シーンセレクトが可能です。オーダーメイドで自分だけの革ベルトを作ることも可能です。ファッションを無限に楽しめるのは革ベルトならではの魅力です。

また、皮革素材によって多少の違いはありますが、一般的に革ベルトは柔らかくて着け心地が良く、着用していくにつれて腕の形に馴染んできます。


関連リンク:時計ベルトの種類


【ラバーベルト】

参考:HIRSCH


防水性に優れています。ラバー特有の弾力があり、柔らかくて着け心地が良いのも魅力です。


【金属ベルト】

参考:BAMBI


革ベルトやラバーベルトよりも耐久性に優れています。

素材にもよりますが一般的に洗浄や研磨仕上げが可能です。

金属ならではの輝きもあり、ブランドによっては高度な金属加工技術により非常に高級感のある魅力的なブレスレットが存在します。


 

ベルト素材を選ぶ際の注意点

 


素材によって異なった特徴があります。


【革ベルト】

毎日使うのであれば一年に一回交換するのが望ましいです。

また、革ベルトは水が大敵です。水分が付着すると、どうしても耐久性が落ちてきます。

また、汗が付着したまま放置していると臭いの発生原因にもなります。使用後には乾いた布で拭くようにしましょう。


【ラバーベルト】

見た目がスポーティーもしくはカジュアルになるため、シーンによっては使用を控えたほうがよい場合があります。

また、汗をかくとぺったりと腕に張り付くため、その感触に対して好き嫌いがあります。

耐久面では革ベルトよりもよいと言われていますが、劣化が進むと硬化現象や亀裂が発生することがあります。


【金属ベルト】

革ベルトやラバーベルトよりも重いです。一日中着用しているとその重さを気にする人もいます。ただし、チタン製のものはステンレススティールと比べるととても軽いです。気になる方はチタン製のものを選ぶとよいでしょう。


また、肌に密着しますので、金属アレルギーがある人は気を付ける必要があります。チタン製のものは比較的アレルギー反応が出にくいと言われていますが、絶対ではありません。


金属ベルトは耐久性があると言われていますが、ステンレススティールなどは扱い方によって錆びてしまうことがあります。汗や水が付着したらそのままにせず、乾いた布などでこまめに拭くようにしましょう。塩分も避けたほうがよいので、海水が付いたら、真水で洗うなどケアをしておきましょう。たまに超音波洗浄機で洗うなど定期的なケアをおすすめします。


 

ベルトの選び方のポイントと注意点4:身に着けるシーン

 


時計ベルトの表面積はとても小さいですが、手元はほとんどの場合手前側に出ているので、意外と人の目に入ってきます。そのため、時計ベルトは、効果的なファッションアイテムにもなり得ます。ビジネスでは知的な印象を与え、フォーマルの際では清楚な印象を与え、オフになればおしゃれのアイテムとしての役割を発揮するなど、シーンごとに活躍します。


【休日のお出かけに使用する場合】

カラーものがオススメです。革ベルトであればカラーが豊富なのでいろいろと選択の幅が拡がります。大人の印象を出したければワニ革を選ぶことでぐっと大人の印象を演出できます。


 


また、モノトーンのファッションがお好きな方には、ブラックやグレーなど無彩色系の革ベルトをおすすめします。

 

 

【ビジネスの場合】

ビジネスにもいろいろありますので、今回は「ダークスーツ&ホワイトシャツ」で設定しておきます。


ビジネスではあまり派手なカラーのものよりもブラックカラーの革ベルトをおすすめします。

カーフのブラックカラーは誠実な印象があり、とてもよいと思います。



それだとつまらないという方には、ワニ革のマット仕様のものをおすすめします。ツヤありも良いのですが、そこまで派手さを出したくない方にはマット仕様のワニ革をおすすめします。


 

また、リザードの革は目が細かい分、ツヤがあってもワニほどツヤが目立ちませんのでこちらもおすすめです。

 



ブラック以外ですとダークブラウン、ネイビーなども人気です。




 

【フォーマルの場合】

一般的にフォーマルではブラックを基調としたシンプルなものがオススメです。

 

【アウトドアの場合】


アウトドアや釣りなどで着用するのであれば、水に濡れても大丈夫なものがおすすめです。ラバーベルトや金属ベルトをおすすめします。



 

身に着けるシーンで選ぶ際の注意点

 


【TOPに合わせて時計ベルトを選ぶ】

時計ベルトは先に述べたように意外と目立つものです。

ファッションアイテムの一つとして考え、TPOにあったものを選ぶようにしましょう。

企業、もしくは部署の業務内容によっては派手なものが好まれない場合もあります。その際は落ち着いたカラーの時計ベルトを選んでおきましょう。


【いつでも万全な状態にしておきましょう】

傷みや嫌な臭いがあるものをいつまでも使い続けないようにしましょう。

デートでお出かけするために洋服を新調したのに、時計のベルトだけがボロボロだったらとても残念だと思います。

しかも変な臭いがしていたらお相手の人にも嫌な気持ちを与えてしまうかもしれません。

急なお出かけが決まっても大丈夫なように、ベルトはいつでも万全な状態にしておきましょう。



【時計は複数持ちましょう】

同じベルトばかり使っていると、傷みの進行度合いは早くなります。また、気に入ったカラーのベルトが見つかったとしても、時計が一つしかなければ総合的に考えて無難な黒革のベルトやステンレススティールの金属ベルトに落ち着きがちです。それだといつまでたってもお気に入りのカラーベルトにチャレンジできません。可能であれば時計を複数持って使い回しましょう。


もしくは自分で時計ベルトの交換ができるとよいですね。

時計ベルトの交換方法|石國商店EC (ishikunishouten-ec.com)



【フォーマルは注意が必要】

※あくまで一般論です。


フォーマルでは原則派手なカラーのものやカジュアルになりすぎるものは避けましょう。


ブラックの革ベルトがベストだと言われています。

おすすめ:クニスタイン カーフ ブラック

なお、弔事では光沢が目立つものは避けたほうがよいと言われていますのでつや消しのものを選びましょう。

金属ベルトについては、最近ステンレススティールのようなシルバーカラーのものであれば良いとしている解説を見かけます。



【水に濡れるシーンでは革ベルトの使用を避けましょう】

革ベルトは水が大敵です。


川辺、海辺、プール、アスレチック(水に落ちるアトラクションがあるところ)、雨天など、確実に濡れるシーンでは革ベルトの使用を控えましょう。

革ベルトの時計しか持っていない方は、その日の着用を諦めるか、水に濡れる場面のときだけでも外しておきましょう。


 

ベルト交換ができる時計・できない時計の見極め方

 


時計ベルトには簡単にベルト交換できるタイプと、簡単には交換できないタイプのものがあります。


 

1:市販品のベルト交換不可のラグ形状

 


 

【ブルガリのディアゴノに見られる特殊な切り込み型ラグ形状】

 


こちらのラグ形状のものは市販のベルトは付けられません。

※ただし、ディアゴノは難しいですが、似たような切り込み型で革の厚さがさほどなくベルトに金具の入っていないタイプのものは、切り込み対応で市販のベルトが付けられる場合があります。詳しくは店頭でご相談ください。


 

【金具一体型】

 



ベルトに金具パーツが埋め込まれている特殊なタイプです。

バネ棒を使わないため市販のベルトは取り付けられませんが、多くの場合、オーダーメイドで金具移植をすることができれば対応が可能です。石國商店では、通常のオーダーメイドではなく、細かく指定ができるフルオーダーにて承っています。




 

【三枚式】

 



先ほどもご紹介しましたが、こちらのタイプはケースにロー付けされている棒に革を巻き込むようにしてベルトが取り付けられています。

石國商店では、通常のオーダーメイドではなく、細かく指定ができるフルオーダーにて承っています。


 

【オメガダイナミックに見られる一体型形状】

 


こちらは写真だけだとわかりませんが、時計ベルトが1本に繋がっていて、時計のケースで挟み留めるタイプです。


石國商店では、通常のオーダーメイドではなく、細かく指定ができるフルオーダーにて承っています。




 

【アール合わせタイプ】

 


時計ベルトの管元が特殊な形状をしているタイプです。

写真の時計とは違いますが、ハミルトンのベンチュラでも似たような形状のものがありました。

こちらも石國商店ではフルオーダーにて承っています。



 

【ネジ留タイプ】

 



中に金具が入っていてネジで留めるタイプです。

石國商店では、通常のオーダーメイドではなく、細かく指定ができるフルオーダーにて承っています。


 

【バックル側が特殊なタイプ】

 



バックル側の取り付け方法が市販のものとは違う場合です。

※バックルを使用せずに市販の美錠を使用するのであれば取り付け可能です。

なお、この特殊なタイプも石國商店ではオーダーメイドで作成可能です。


 

【付根バネ棒2本留めタイプ】

 



ベルトの付根(片側ごと)に2本のバネ棒を使う特殊なタイプ

石國商店では、通常のオーダーメイドではなく、細かい指定ができるフルオーダーにて承っています。


 

2:市販品のベルト交換も可能なラグ形状

 


 

【一般的なバネ棒タイプ】

 

こちらは一般的なバネ棒を使用した時計です。


なお、もしもラグ(足)が短くてアールを描いているときには、バネ棒を曲げて取り付けることもあります。また、足が短い場合にはあまり厚みのあるベルトは取り付けることが難しい場合があります。


 

【一般的な弓管タイプ】

 

付根が弓管ですが、バネ棒タイプのため金属ベルトを取り外せば革ベルトやラバーベルトへ交換できます。

※ただし、バネ棒が2本のタイプや特殊な構造になっているものは市販品の取り付けができない場合もあります。まずはお店に相談してみましょう。


金属ベルトを外せば、このように革ベルトを取り付けられます。


 

時計ベルトは“石國商店”へ

 


石國商店は日本で一番古いベルトメーカーが運営している小売店です。

大正九年(1920年)の創業以来、多くの人々に支えられながら、立ち止まることなく一世紀以上の歴史を歩み続けてきました。

国内の時計店様への卸売、都内有名百貨店での時計ベルトの販売など、これまで時計業界に深く関わりを持ちながら培われてきた「知識」や「経験」、そして「末永く時計を大事にしていただきたいという思い」は、現在の【時計ベルト事業】、【時計修理事業】、【時計販売事業】、【小売店事業】にもしっかりと受け継がれています。


店頭には国内の職人が一本ずつ丁寧に作成した高品質な時計ベルトが数多く揃っています。

カラーやサイズも豊富に取り揃えています。基本的な取り付けはベルト代のみいただき、取り付け工賃などはいただいていません。※持ち込みベルトは除く


また、人気のオーダーメイドベルトも常時承っています。通常のオーダーメイドであれば3週間ほどで完成します。

一般のオーダーメイドよりも複雑なベルトについてはフルオーダーで承っています。詳しくは店頭スタッフにご相談ください。


石國商店の通販サイト「石國商店EC」でもオーダーメイドを承っています。ぜひご利用ください。通常のオーダーメイド(ROMS)でしたら、オンライン上でカスタムシュミレーターによるおおまかな完成イメージをご確認いただけます。カスタムシュミレーターだけでしたらログインせず無料でご利用いただけます。


 

石國商店EC

石國商店EC|時計ベルト通販・修理 (ishikunishouten-ec.com)

オーダーメイドベルト|時計ベルト通販と修理の店 石國商店EC (ishikunishouten-ec.com)


石國商店 Yahoo!ショッピング店

石國商店 Yahoo!ショッピング店 - Yahoo!ショッピング


AMAZON

クニスタインAmazon.co.jp: KUNISTEIN クニスタイン

ロコッテAmazon.co.jp: ROCOTTE ロコッテ




 

まとめ

 

元から付いているベルトが傷めば、再び購入する際は元と同じベルトが第一候補になることが多いかもしれません。

しかし、少しずつ年齢を重ねていくなかで、時計の着用シーンの変化や、ご自身のファッションの変化などにより、時計のスタイルを変えたくなるときが出てくると思います。そんなときがやってきたら、ぜひ新しいものを探してみてください。


ベルトは時計の中では主役ではないかもしれません。それでも、そのベルトを取り換えるだけでその時計が大きく違って見えることも事実です。新しい変化をお求めの際には、純正ベルトだけでなく、ぜひ世の中にたくさんあるベルトメーカーからも広く探してみてください。


素材やカラー、スタイルなど、世の中には様々な時計用のベルトが存在しています。

たくさんあるので、きっと見ているだけでも楽しい気持ちになると思います。

もしかすると、これまで着用していたものよりお気に入りのベルトだって見つかるかもしれません。


時計ベルトを選ぶ機会がありましたら、ぜひこのコラムを思い出していただき、満足できる一本を探し出してみてください。


みなさまの時計ライフが快適でありますように!


 

 

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